私が会社を辞める理由

twitterで呟いたとおり、9月いっぱいで今の会社を辞めることにした。

この決断をするまでにはかなりの葛藤があったが、やはり最後は自分の気持ちに正直に従うことにした。

ここでは私が辞める理由を述べておく。

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待遇に不満を感じる

このブログでは以前より何度か書いているが、私は今の会社では「仕事ができる人」である。

客観的に見ても他の社員より仕事をこなしており、言うなればエース的存在だ。

そのことに関して、私自身も誇りを持っており、この会社を引っ張っていこうと懸命に働いていた。

ついこの間までは……。

実は、最近はその情熱がなくなってきたのである。

その理由は私の待遇について不満を感じてきたからだ。

昔は私の貢献度を上司も認めており、直接は言ってこなかったものの、「お前を頼りにしているぞ」という信頼感を感じていた。

今まで働いてきた職場では、そのような立場になったことがなかったので、私にとってそれは初めての実感であり、とても嬉しいことだった。

しかし、それがいつしか上司にとって「普通」のこととなり、他の社員より仕事をすることが当然だ、という扱いになってしまった。

それどころか、少しでも調子が悪ければ「もっと早くやれ」と罵られる始末である。

この辺りの詳細は【会社を辞めた方がいいと感じる出来事があったパート2】で書いている。

こういったことで私のモチベーションはダダ下がりになってしまった。

本来なら、優秀な社員には昇給や昇進などで他の者より色を付けるのが筋だろう。

もちろん、私は派遣社員なのでそれができないことはわかっている。

ならば、労いの気持ちを態度で示して欲しいものだ。

そうすれば私の気持ちもまだ保てたかもしれない。

他の社員より仕事をやるだけやらせて、給料は周りと変わらず、心身ともに負担だけが増していく。

そんな状況では、とてもじゃないがモチベーションは保てなかった。

これならサボった方が得だと感じてしまったのだ。

これが辞める一つ目の理由である。

体の限界のサイン

二つ目の理由は体の限界を感じたことだ。

私はHSPなこともあり、元々フルタイムで働くこと自体がかなりの負担なのである。

それに加え、ここ最近は残業続きで心身の疲労がとてつもなかった。

比喩ではなく、帰って寝るだけの生活をこなす日々を過ごしていた。

HSPの人間には一人の時間が絶対的に不可欠であり、その時間を取れないことは生命に関わる大問題なのだ。

事実、最近の私はうつ病に近い状態となっていた。

仕事の日はなんとか動けるが、休みの日になると電池が切れたように動けなくなり、一日中寝るだけの生活。

食事も以前までは栄養バランスなどを考えて体にあまり良くない物は極力避けていたが、最近はジャンクフードばかりを暴食していた。

イライラすることも多くなり、仲の良い同僚とも喧嘩をする始末。

ネットで調べると、これらはどれもストレスからくる反動であることがわかった。

そんな状態が続き、「このままでは本当にうつ病になるかもしれない」と危機感を感じ始めたのだ。

私の心はとっくに悲鳴を上げていたのである。

そう考えると、もう辞めるしかないと感じたのだ。

体を壊しては元も子もない。

健康は何物にも変えられないのだから……。

やりたいことがある

最後の理由は、「他にやりたいことがある」である。

実は、辞める理由で一番大きいのこはこれである。

私には昔からずっとやりたいと思っていたことがあった。

しかし、実家暮らしということもあり、親の目や世間の声に流され、その気持ちを長らく封印してきた。

だが、今回フルタイムで働いてみて改めて感じたことは「やりたいことやらず人生を終えるのは絶対に後で後悔する」ということだ。

正直、金銭面的なことだけを考えれば、どう考えても今の会社を辞めずに続ける方がメリットはある。

だが、今の仕事を続けていては、私のやりたいことは絶対にできない。

もし、私がこの命を終える時に、その「やりたいこと」を達成できていなかったらと考えると、恐怖でたまらなかった。

去年までなら、今の仕事をずっと続けてもいいかもしれない、と思っていた時期もあった。

しかし、日が経つにつれ、どんどんと心の違和感が増していったのだ。

「本当にこのままでいいのか」「自分の人生はこれでいいのか」

その違和感はどんどんと自分の心に訴えてきた。

その呼び掛けに、私はじっくりと向き合い、自分の本心を探った。

すると、その答えはおのずと決まっていたに気づいたのだ。

幸いにも、フルタイムで働いていたおかげで、しばらくの間は働かなくても暮らしていけるだけの貯金はある。

さらに言えば、昔とは違い今の私は一人暮らしだ。

親の目を気にせずに、堂々とそのことに専念できる。

金もあり、環境も整っている。

この状況下でやらなかったら、私はもう一生その道に進むことができない。

直感的にそう感じたのだ。

やりたいことをやらずに人生を終えるか、それともリスクを背負いながらも自分の本心に従うか、私にとってはまさにそれを決めるの分岐点が今なのだ。

だからこそ私は辞めることを決心した。

信念を持って辞めることを告げる

以上が私が会社を辞める理由である。

9月は残りの有給を一気に使うつもりなので、実質的には月の半分ほど出社すればいいことになる。

そう考えると、残すところは1カ月を切っている。

正直、辞めることを上司に告げるのは気が重い……。

引き止めや文句を言われるではないかと不安でいっぱいだ。

だが、自分で下したこの決断を私は尊重したい。

そのためにも、決して気持ちが揺るがないように強い気持ちを持って辞めることを告げようと思う。

願わくは、円満退職できることを切に願う。

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